音は大切な環境です

 最近、オンラインの署名運動で「京都市の市バスの車内アナウンスが最近合成音声になって大変不愉快です、元の上質な人の声による自然なものに戻して頂きたいと思います」というモノを見つけました。

ちょうど京都に行く予定があるのでバスに乗ってぜひ聴き比べてみたいと思いますが、確かに柔らかくて美しい京都弁の車内アナウンスはとても素敵だろうなあ、と想像します。そしてそれが突然合成音に変わって感じる不快感や違和感も、解る気がします。毎日使うバスで、数分に一度、聴きたくない声()を聴かなくてはならない不快感、しんどいだろうなあと思います。

音は大切な環境です。匂いのひどい場所にいると鼻そのものは匂いに慣れてあまり感じなくなりますが、さらにそこに居続けると頭痛がしたり気持ち悪くなったりする事、ありませんか? 感覚入力は鈍麻させる事ができても、ボディの方にはじっくりダメージが溜まって行く事もあるのです。

聞き流せば良いじゃん、と思う方もいらっしゃると思いますが、聞き流していても匂いと一緒で、実はじっくり身体の奥でストレスになっている場合もあるのでは? と疑っています。花粉症のように、突然聴覚過敏がひどくなった、と私たちのセンターにやってくる方が時々いらっしゃいます。それまでそんなに気にした事のなかったある特定の音が急に気になって我慢出来なくなって、と。それはそれまで身体に我慢させ続けて来たことに対する身体からりメッセージなのではないでしょうか。

と言う訳でこういう署名運動、私は賛成するようにしています。聴覚が敏感だったりとても優れていたりする人たちが少数派なのは解っていますが、声を上げて行かないとどんどんそういう人の住みにくい場所になってしまいますので。

皆さんも、イヤな音、我慢しすぎないように気をつけてくださいね。