学校に行きたくない子

子供の頃の私は、毎日学校に行くことがとてもツラくて、週に一日くらい適当に休んでおりました。お腹が痛い、熱がある、まあそんな感じで。熱に関しては親も容赦してくれませんので、体温計をお茶に突っ込んだり、こたつの中に入れたりと知恵を尽して学校を休むために頑張っていました。

休んでよし、と言われれば。後は自由な一日が手に入ります。布団に入り直し、父の本棚から読めそうな本を持ってきて、ゴロゴロ静かな半日。

母も多分解っていたのだと思います。それは母も身体が弱かったからかなとも思います。子供時代のあのだるい感じ、知らない人にはただの怠け者の嘘つきですから。

そんな風に小学校から中学校に進み、実際に腎臓がちょっと悪かったと発覚して、いよいよ堂々と学校を休んでいたのですが、中2の終わりか中3に入った頃、なんとなくコレではまずい、と感じました。身体を動かすことがどんどん面倒になってきていた時期でした。学校は行けば楽しい場所で、友達もいるし、勉強も自由教育の私立でしたので楽しい。でも行き帰り(バスと徒歩で45分くらいかかりました)がどんどんツラく感じて、週に二回ほど学校を休み始めた時。家での読書は充実で、いくらでも本のある家ですので問題は無いのですが、さすがに休んだ日のノート移すのが面倒だったり、その分勉強が解らなくなって来た時期でした。

「このままコレを続けていると、多分学校に行くのがもっと面倒になって行けなくなってしまう」と感じた私は、学校に行くシステムを考えました。学校でしか見れないもの、学校でしか会えない人、学校でしか手に入らないものに、もっと強い気持ちを持とう。そう考えて私が編み出したのは「恋」でした。クラスの男の子を好きになる。彼に逢いたければ、彼と話をしたければ、学校に行くしかない。学校に行けば毎日彼に逢える!!

そんな風に自分を自分で切り替えて、私の不登校は終りました。

ウチの母は「こまったなー」とは思っていたと思いますが、前述のように自分も虚弱で学校休みがちだった時期があるため、私のだるさになんとなくつき合ってくれました。追いつめずにいてくれたことは、本当に助かったことでした。高校まである学校でしたので、受験がなかったこともラッキーでしたし、学校も自由教育で、生徒が休んだからと言って電話なんかかけてくることもなくて良かった。

全ての学校に行きたくない子供たちが私と同じということではないですが、思春期前後、親と離れるその時期に、一人きりで立ち上がるまで他の子より時間が必要な子供もいるのです。

お子さんのことでお悩みの親の皆さん、少しだけ彼らに時間を手渡してあげることも考えてみませんか?