別れ際にあれこれ喋り始める子

センターでの聴覚チェック後やトレーニング後。さてそろそろ終わりの時間かな、とママたちが準備し始める時になって、いきなりあれこれ質問が始まる子たちがいます。

「これはなあに」「このなかにはなにがあるの?」「せんせいはどこにすんでるの?」「つぎはだれがくるの?」

喋り続けて質問し続けて。

時間が迫るとママたちは焦って声も顔も恐くなります。当たり前ですね、大人は守らなくちゃ行けない時間が気になりますから。

でも、焦れば焦るほど子供たちは質問をやめません。ママの顔も見ずに(だってもうコワイ顔になってるって言うことはしっかり分かっていますから)、つぎつぎとどうでもいいような質問を喋り続ける。

これ、怒鳴って終わりにさせることが多いと思いますが、それよりどうしてそんなコトになるのか考えましょう。

この子たちはママを困らせたくてやってるのではありません。この子たちはお別れしたくなくて、こんな風に終わりの時間を知恵を絞って引き延ばしているのです。楽しい時間はいつまでも続いて欲しいもの。大人も子どもも同じです。

こんなときは。

まず彼らの気持ちを言葉にしてあげましょう。「もっと一緒にいたいね」「もっとお話ししてたいね」「もっといろいろ訊きたいことがあったね」

それから「今日は時間だから、また今度。今度はお話をゆっくりするといいよ」とか「残念だけどまた今度。次は先に訊きたいことを訊けるように準備してこようね」とか、次回もあること、次回にはもう少し出来ることがあること、その辺を伝えてあげてください。

気持ちが収まらなくてごちゃごちゃする時はもちろんごちゃごちゃするのですが、少しずつ、準備ができるようになります。

それと、最初に終わりの時間を先に伝えておくのも大切。「今日は2時半までね」「この長い針が6まで来たらおしまいね」。

そして終る前10分から刻んであげること。「あと10分」「あと5分」「あと3分」

少しずつ、子供たちの心の中で「寂しいけれど終らなくてはいけないことへの準備」が、出来るようになって行くのです。

子供ごねる→母怒る→子供泣いて従う→お互い後味悪い

と言うバッドループから、早く抜けて行きましょう。

お母さんの仕事は怒ることではなく愛することですから。