ヘッドホンが怖い子たち

ヘッドホンが着けられない子も私のセンターに来ます。

ヘッドホンの耳(鼓膜経由の気導音)からの音楽と骨(頭頂部に付いている骨導スピーカー)からの音の塩梅でトレーニングが進みますので、ヘッドホンを着けない限りトレーニングにはなりません。。。

「部屋に音楽を流すのではダメですか?」と訊かれる事もあります。

残念ですが、それでは普通の音楽療法的な「きれいな音楽はリラックスできる」と言う効果しかありません。もちろんそれだって大きな効果が望める事ですが、トマティスメソッドのトレーニングは気導音と骨導音のバランスを使ってもっと直接的に聴覚の働き方を教育しているので、ヘッドホン無しではどうしてもトレーニングになりません。


ではどうするか?

おうちでヘッドホンの練習をしてもらいます。

感覚過敏のある子どもにとって、耳の近くに新しい物が来る事はものすごく怖い体験であるはずです。ですのでまずママやパパの手で耳のマッサージ。大きな掌で優しく耳全体を包んでゆっくりゆっくり暖めながら少しずつ動かしてあげて下さい。慣れて来たら耳たぶをつまんだり、耳介(耳の外側全体)を小さくこすったり。ツボもいっぱいある耳ですからリラックス効果もあります。

同時にヘッドホンを家で見慣れる事、家族の誰かが着けて音楽を聴くのも見せます。

大切なのは「恐怖」を呼び起こさないようにすること。

耳は入って来る音を拒否する強い力と仕組みも持っているので、怖いと感じてしまうと拒否の体制を整えてしまいます。

まずはゆっくりゆっくり。優しく楽しく音とつき合えるように、準備して上げてください。