聞いてる? 聴いてる?

こっちがせっかく話しているのに、途中から子どもの耳がお留守になっちゃう時、ありませんか?

こちらの話が長過ぎる時によく起きる事ではありますが、親の話が始まるとまるで「さ、CMの間にトイレに」と言わんばかりの聴いてなさを見ると、さすがに怒りたくなりますよね。

特別支援の先生たちに伺いますと、聴いてないなと思ったらそこで話をいきなりクイズにする、と言う技を教えてもらいました。クイズって、なぜか子供心にはいつも「ワクワク」なのだそうです。

「さてクイズです。今からお母さんは何をいうでしょうか?」

の方が

「ちゃんと聴きなさい!!」

と怒るより、子どもには100倍通じる事なんですね。


ところで聞くと聴く。

トマティスでは聞くをhear、聴くをlistenと訳します。

「聞く」は耳に音が届く事。

「聴く」は届いた音を脳で受け入れ・分析・理解・記憶・反応までの一連の働きの部分。

最初の状況は聞こえてても聴いてない場面です。

これがクイズになるといきなり子供たちの聴くモードがスイッチオンになり、聴き逃すまいと一字一句に注意を払い、意味を考え、早く答えを出そうと一生懸命に頭を働かせてくれるんですね。

普段からちゃんと聴いてよ!! と怒らずに、聴いてないと気づく観察力と、クイズに切り替える余裕と融通を親も持ちませんか? そんな事だけで話が通じるんなら安いものだ、と思いましょうよ。怒ってこっちがヘトヘトになっても、子どもの気持ちを潰しても、誰かが褒めてくれる訳ではないですからねえ。

クイズを導入したら子どもが上手く聴くようになってきました、というご報告があったらお寄せ下さい。わたしがお褒めしますよ。