すぐ効果の出る子、なかなか効果のでない子

トマティスの聴覚トレーニングは魔法ではありません。ちょっと特殊なヘッドホンからの音楽を使って、鼓膜を司る二つの筋肉の筋トレと、聴覚からの刺激を脳がよりよく受け取れるようにしてあげる、そんなトレーニングです。


ですが、たまに魔法の様にその場で効果の出る子もいます。


センターで試しに付けてもらったヘッドホンからの音楽に立ちすくみうっとりと聴き惚れる子。

付けるなりとろんとして来てソファや床で寝てしまう子。

「これはきれいなおうたね」と言う子。

どの子も今までこんな風に音が聴こえた事は無く、音を聴くことはしんどかったり面倒だったり楽しくない事だった、多分そんな子たちなんだろうな、と見ていて思います。


逆に、トレーニングを始めてもなかなか効果のでない子もいます。

「随分家で聴かせているんですが」とちょっと困った顔のママに連れられてくる子。

「家だと聴きたくないと申しまして」と機材を持って来るママ。

「なんだか、どの時間に聴いても邪魔」って聴いてくれないんです、と訴えるママ。

だからといって、全くフィットしないのかと言うとそうでもなく、少しずつじっくり時間をかけて行くうちに、ふと、受け入れ態勢が整うのか、緊張が解けるのか、もういいなと思うのか、魔法の様にトレーニングを受け入れてくれる事もあります。

慎重な子ほど、時間がかかるかな、とは思います。


メソッドそのものが魔法なのではなく、変化しようと思う子供たちの方に魔法があるな、といつも感じています。